マイクロマウスの迷路探索
マイクロマウスは、迷路を自分で考えて、ゴールまでたどりつく自律型ロボットです。初期の段階では、常に左壁に沿って動くという左手法というアルゴリズムが採用されていました。しかし、ゴールの位置が端から中心に変更され、単純な左手法では解けないようになりました。次に求心法という中央を優先的に探索するアルゴリズムが考えだされました。これにより、マウスはどんな複雑な迷路でもゴールに辿り着けるようになりました。マイクロマウス競技は、迷路探索の他に5回のトライアルを通して、いかに早くゴールに着くかを競う目的があります。そのため、距離が短い経路ではなく、マウスの最速経路を算出する必要があります。一般的にカーブよりも直線の方が速く走れるため、迷路の道順に重み付けを行い、直線優先の探索を行います。トップクラスでは、普通のマウスがもっとも嫌うジグザグな経路を斜めに走ることができます。マウスの横幅を縮めることで、斜めの直線経路が最速になるのです。歴史ある大会のため、非常に高度なレベルですが、10年以上に確立された枯れた技術でもあります。今年長らく変化がなかったマイクロマウスの世界も大きな改革が行われます。迷路のサイズが半分になるのです。ロボットの更なる小型化、モーター制御技術の高度化が見込まれます。迷路の探索アルゴリズムも抜本的に見直されるようなルール改正があるとよいと思います。
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高速マイクロマウスの作り方―勝てるロボコン (勝てるロボコン) 著者:浅野 健一 |
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